スリーピングヤスラカニッキ

主に変な夢(夜見る方)を書きつけます。あとはこまごまと備忘録

寝物語

 小さい時はたまに祖母の家に泊まりに行った。

 寝る時に話してくれた昔話調のおはなしがあって、祖母のアレンジなのかしらないけど衝撃的な描写が多かった。大好きだったので毎回せがんでいた。

 そろそろ忘れそうなので記録しておく。

タイトル不明。おじいさんが成功する系昔話

 ※全体的に汚い

 昔々あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。

 おじいさんは畑に行き、せっせと畑を耕します。

 お昼になり、おじいさんは休憩しようと思いました。そのとき、おじいさんが置いたクワの柄の先に、一羽の雀がとまりました。おじいさんはちょうどお腹が空いていたので、雀を毛もむしらずに食べてしまったのです。

 次の日の朝、おじいさんが起きて用を足しに便所にいっておしりを出すと、おじいさんのおしりにびっしりと雀の羽毛が生えていました。

 おそるおそる毛を一本抜いてみると、おしりから歌が聞こえてきました。

 ♪粟ちょいちょい米ちょいちょいこがねの盃ぴっぴろぴーのぴー

 慌てておばあさんのもとへ行き、おばあさんの前でも毛を抜いて見せました。

 ♪粟ちょいちょい米ちょいちょいこがねの盃ぴっぴろぴーのぴー

 それを見たおばあさんは、殿様に見せたらいいと言いました。

 おじいさんはそうしようと、お城に行きました。

「殿様、殿様、面白いものをお見せします」

 殿様の前でおじいさんはそう言っておしりを出して、毛を一本抜きました。

 ♪粟ちょいちょい米ちょいちょいこがねの盃ぴっぴろぴーのぴー

 お殿様はおじいさんのおしりの歌をたいそうおもしろがって、褒美をどっさり持たせて帰しました。おじいさんとおばあさんはおお喜びです。

 さて、それをのぞいていたのが隣のよくばりなおじいさんです。

「おれも殿様に歌見せて褒美をもらってやる」

 そう思って隣のおじいさんは畑に行きました。

 しかし不真面目なおじいさん、畑仕事もせずにただ雀を捕まえて、毛をむしらずに食べるだけしてお家に帰りました。

 次の日の朝、よくばりじいさんがおしりを出してみると、やっぱり雀の羽毛がびっしりと生えていました。

 よくばりじいさんはおお喜びで、お殿様のところに飛んでいきました。

「殿様! おれもしりから面白い歌聞かせられます」

「よかろう、やってみよ」

 そしてよくばりじいさんはお殿様の前でおしりを出して、毛を一本抜きました。すると……

 びしゃびしゃっ!!

 お殿様の目の前の畳に思いっきりぶちまけられました。

 周りはざわめきました。

「殿様の前でなんて汚い!」

「いや違うんです殿様、もう一回、もう一回やってみます!」

 もう一本抜きました。

 びしゃびしゃっ!!

 もう言い逃れはできません。よくばりじいさんは捕まって、牢屋に入れられましたとさ。

 おしまい。

◆◇◆

 うーん。

 ちょっと記憶が曖昧なんだよな。大体は合ってると思うんだけれど。

 この話にかなり似ている。

blog.goo.ne.jp

 元は同じ話なんだと思います。祖母の家の地域とも一致しているし。歌もほとんど同じ。(『こがねの盃』の部分がはっきり違うのは子どもの聞き間違いかもしれない)

 ただ……なんていうか、祖母の話の方が全体的に汚い…尻を出さなきゃ歌でないのだろうか。とか、よくばりじいさんのくだりとか。

 あと、真面目なおじいさんだって真面目に畑仕事はしてたけどお腹減ったからって雀食べてません!?

 大人になってから思い返すと突っ込みどころは多いんだけど、主によくばりじいさんの例の部分を祖母が思い切りよく言うので、寝なきゃいけないのに大爆笑だった。

 おばあちゃんまた語ってくれないかなあ。多分昼間だとやってくれないと思うんだよなあ…(汚いから)

 

あした、どこかで。―世にも珍しいスズメ写真集

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